京都の紅葉模様や桜の花見の時期に世界遺産がたくさんある日本の京都の庭園に訪れるそんな時に目にする庭を見方を知らないで訪れるのはもったいない。そこで日本庭園を見ることのできる世界遺産での愉しみ方を紹介。
古来、「庭」といえば、池が主役の池泉式庭園であった。。広大なスペースと水を必要とする池泉式に対し、禅院で流行したのが限られた空間でも作れる枯山水。
そう龍安寺の石庭に代表される、石の組み合わせで自然やら精神世界やらを抽象表現したストイックな庭のことだ。一方で、権力者たちは二条城や醍醐寺の三宝院庭園のような数々の明石を得意げに並べるハデ庭を志向。
茶人たちはそれを尻目に灯篭や手水鉢といったアイテムで遣いで茶庭を発明…というように、庭に歴史アリ、物語アリ。改造や経年変化により見所が分かりづらい庭も多いが、ポイントとなる石や植物に注目して、込められたメッセージをキャッチせよ。
日本の世界遺産の池泉式パラダイス
池泉式庭園とは、池を中心とする庭のこと、池の周りを歩きつつ紅葉や桜の花見などを愉しむ回遊式、池の中を舟で回遊する舟遊式など、遊び方により日本の世界遺産の見方も変わってくる。
天龍寺の庭園では舟遊式と回遊式をかねた庭園。池の内側や奥にも目を凝らし、かつて滝が流れていた立体的な石組みや自然石による石橋、池中の岩島も見てみよう。
平等院の庭園は池の対岸から見た景色がベストビュー。
シンボル枯山水
枯山水は水を使わず石や砂で水を表現した。苔を池のイメージしかない西芳寺の庭園にも、石で流れ落ちる滝を表現した枯山水がある。このように池泉式庭園のオマケ的存在だった枯山水だが、室町時代後期には主に禅院で主役の座をゲット!
限られたスペースと素材から無限の世界を繰り出す作庭手法はストイックを胸旨とする禅の宗教観とマッチ。抽象化を極めた例が有名な日本の世界遺産である龍安寺の庭園だ。
植物(世界遺産 日本)
日本庭園には、立派な松がつきもの。寿命が長く、長寿の象徴として大切にされてきた。絵になる樹形を保つため維持管理は重要だ。低く剪定された業平竹による仁和寺の坪庭。二条城の二の丸庭園。
松のほか桃山時代以降に流行したエキゾチック植物ソテツも登場。