見事な庭園で多くの人を魅了し続ける龍安寺「流行のイベントは行わない」という見事なまでの潔さ。それでも、参拝客がひっきりなしに訪れる理由は、やっぱり枯山水庭園・石庭の魅力があってこそだ。
応仁の乱、そして1797年の大火災をも生き延びたこの庭は作者・作庭意図ともにいまだに闇の中。白砂に配された、どの位置から見ても15個すべては見ることはできないという石の配置も、想像力を掻き立てて止まらない。諸説は飛び交うものの、結局は「見た人のお好みのままに」が正解ってことか。
砂を空と見れば石は山となり、海と見れば島になる。その時に見えた解釈こそが、その瞬間の自身の心を写すのだとしたら、石庭は見るものにとっての心のバロメーター。見るたびに違って見えるのもまた、納得。
龍安寺の見所
応仁の乱の東軍総帥・細川勝元が徳大寺家の山荘を譲り受け、義天玄承を迎えて宝徳2年(1450)に禅寺として開山。伽藍は応仁の乱で焼失したが、有名な枯山水の方丈庭園は残り、深淵な禅の世界を今に伝える。
寺南側は広大な回遊式庭園なので、2種の庭を味わい比べるのも一興。
龍安寺の吾唯知足(われただたるをしる)
釈迦の言葉「知足のものは貧しいといえども富あり、不知足のものは富めりといえども貧しい吾唯知足(われただたるをしる)」を図案化したつくばい。
金持ちでも満足できない人はできないし、貧乏でも感謝の心を持てば満足できるという教えだ。龍安寺にある本物の雰囲気はそれはイイ雰囲気だ。
龍安寺のの見所は石庭だけにあらず
「龍案寺の見所は石庭だけでしょ」なんておお間違い。庭は他にもあるんです。せっかく来たなら苔蒸す緑の庭、睡蓮溢れる青い鏡容池だって制覇したい。3つの庭を比べてみるのもまた一興。いざ、1寺で3度おいしいお値打ちコースへ。
まずは、やっぱり王道・石庭から観賞スタート。正面中央に座って庭を望めば15個の石がすべて見える、との説もあるがその真相は?
石庭を見た後は、方丈の回廊を伝って苔庭へ。秋季には苔庭から見える紅葉の赤と苔の緑のコントラストがなんとも鮮やか。雨の後もまた違う趣。
京都の紅葉
池泉回遊式庭園である鏡容池では、6月中旬から8月末にかけては満開の睡蓮がお出迎え。池全体を見渡せるベストポジションを探して。
参考になるサイト
龍安寺【日本の世界遺産】
| 龍安寺Ryoanji | |
| 右京区龍安寺御殿ノ下町13 ℡075-463-2216 | |
| 拝観時間 | 8:00AM~5:00PM 12~2月末は 8:30PM~4:30PM |
| 拝観 | 一般500円 小・中学生300円 |