京都における徳川家のホームグラウンド「二条城」この書院の金世界がメイン会場・二の丸御殿のベースカラーだ。秀吉も金箔マニアだったが、徳川さんも派手好きなんですね・・・ではちょっと表層的な捉え方?
関ヶ原の戦い後の慶長8年(1603)に作られた街中の平城で、戦いの利点が少ないここにはそれ以上の目的があったわけだ。
用途によって細かく分けられた33の部屋は権力を見せ付ける大書院、貴族風の間など襖絵の書き分けにもちゃんと理由が。そんなアートのメッセージからも、この城が京都にあった意味も分かるというもの。さらには、遠侍の間では徳川慶喜による大政奉還が行われたり・・・とエピソードも装飾以上にきらびやかな歴史を持つ二条城である。
二条城の見所
徳川家の京都の居城として、慶長6年(1601)より家康が手がけ、3代家光の頃には完成した京都街中の平城。
国宝の二の丸御殿は、狩野派を中心にした豪華な障壁画と特別名勝の庭園が見どころ。こちらの大広間は、徳川慶喜が大政奉還の発表をした歴史的な一室でもある。
二条城での狩野ファミリーの仕事ぶり
徳川家光の二の丸御殿大修復に合わせて、狩野探幽や弟・尚信ら狩野派が手がけた障壁画のラインナップは、金貼りのベース×鮮やかな岩絵具で描く得意技が全開。
各部屋で絵のタッチやモチーフを描き分ける巧みさで、大広間四の間には力を誇示する松の鷹、親しい内輪の対面に使われた黒書院には柔らかな牡丹といった具合だ。客人気分で絵のメッセージを読み取ろう。
二条城はアートの宝箱
二の丸御殿の障壁画は永久保存のため、現在模写が作られ、原画は展示・収蔵館に移動。
実用の迫力は御殿で確認するとして、こちらでは絵画として間近に鑑賞を。
しかも広間での位置そのままに展示するという粋な計らい。重要文化財1,000点うぃ順次期間公開。
二条城での徳川の威光は玄関から
二の丸御殿へと誘う唐門&車寄のアプローチは、花鳥風月の彫刻が見事なまさに「上様のお成~り~」な入口。御殿の玄関にあたる車寄は、牛車が入れるような大きな開口で、人数も許容十分。
御殿内が撮影禁止ゆえにここがシャッターチャンス!
二条城の天下一の名庭
作庭の名手・小堀遠州の作。複雑な形をした池には、蓬莱島・鶴島・亀島の3島と4つの橋。
歩いてこそ楽しい回遊式庭園ながら、大広間から眺めても美しく計算された景色で、今は無き天守閣が借景になる位置取りだ。さぞや風格充分な眺めだったろうと想像。
二条城のいまは無き天守閣
城と言えばお楽しみは天守閣だが、二条城では残念ながら江戸期に落雷であえなく焼失。
いまは石垣だけが残り、上は京都市街を望む展望台になっている。外の梅園から眺めればこの通り。伏見城から移したという5層天守閣のありし日の姿は夢の中...。
参考になるサイト
二条城【日本の世界遺産】
| 二条城Nijojo | |
| 中京区二条通堀川西入ル二条城町 ℡075-841-0096 | |
| 拝観時間 | 8:45AM~5:00PM (入城~4:00PM、二の丸御殿&展示・収蔵館(会期中)9:00AM~) |
| 入城料 | 一般600円 高・中学生350円 小学生200円 展示・収蔵館100円 (不定期公開) 1・7・8・12月の火曜休 (祝日の場合翌日休) |