高山寺 【世界遺産 日本】

世界遺産 日本 >  世界遺産 日本一覧【京都】 >  高山寺

高山寺【世界遺産 日本】

明恵上人のお宅訪問の如し。
というその心は、他の日本の世界遺産とはちょっと一味違う、ここ「高山寺」の「我が家感」にある。
京都駅からバスで1時間というカントリー具合や、国宝石水院の住宅ムードの影響もあるだろうが、鎌倉時代に後鳥羽院の命でここを再興した聖僧・明恵上人の人柄も大きいようだ。小鳥やリスに見守られて樹の上で座禅する肖像が残るこのお方。密教や禅を取り入れた厳しい修行に身をおく一方、木彫りの犬(狗児像)を愛玩したり、故郷で拾った石を大切にしたり、39年も夢日記をつけ続けたり・・・とほほえましいエピソード満載。
その尊くも愛すべき横顔には、白洲正子や河合隼雄など影響をうけた文化人も多数とか。それで納得。
田舎のおじいちゃん家に帰ったような懐かしさと開放感に浸っても許されそうな、異色な世界遺産の場所が高山寺なのだ。

高山寺の見所
日本の世界遺産に登録されている高山寺の見所は奈良時代に創建され、鎌倉時代(1206)ね後鳥羽上皇の院宣を受けた明恵(みょうえ)上人が再興。
山中に点在する仏堂、静観な当時の学問所・石水院(せきすいいん)など、簡素な中にも優美さが際立つ。
漫画の発祥といわれる絵巻物「鳥獣人物戯画」や日本最古の茶園など、ここ発の文化にも注目。

高山寺でくつろぐ
明恵が苦rしていた元学問所の石水院は当時から唯一のこる国宝建築。
深い格子戸といいノスタルジックな住居風で南向きの大きな縁側から大自然のパノラマを鑑賞。底では人気の高い鳥獣人物戯画も明恵上人樹坐禅像も展示中なのだが、参拝者は縁側で日向ぼっこを決め込んでいたり、腰をすえて文庫本をよみふけったり、世界遺産になかなか無い光景も見どころか?

高山寺のおもてなし
高山寺は二つの文化の発信地と言える。一つは漫画の原点とされる鳥獣人物戯画を伝承すること。
このアニマル軍団が活躍する有名な絵巻物は、レプリカながら全4巻そろって間近に熟読(本物は東京と京都の国立博物館に各2巻)!
もう一つは日本で最古の茶園の存在。中国から栄西が伝え明恵がもらった茶種が樹に育ち、宇治や駿河へ。
日本茶のルーツとなったという凄い話。

高山寺で森林浴
高雄山・横尾山と並ぶ紅葉の名所「三尾」の一つ。栂尾山の大自然が高山寺の境内。杉や檜の巨木がひしめく参道=森を歩けば、金堂や開山堂など古い堂宇がポツポツと。
紅葉のシーズンには人の洪水となるここも、普段は静観そのもので、のんびり木漏れ日を浴びつつ参拝するのもオツなもの。国道が通っていなかった開山期のさぞや山深さを思うと、ひたすら感嘆なのだが。

参考になるサイト
高山寺【日本の世界遺産】

高山寺Kozanji
右京区梅ヶ畑栂尾町8 ℡075-861-4204
拝観時間 8:30AM~5:00PM
拝観料 石水院拝観料600円

紅葉期入山料400円
(通常は無料)

 <  前の記事 イベントカレンダー  |  世界遺産 日本の魅力  |  次の記事 ディテールを見る  >